満月の夕

3.11日本に生まれて決して忘れてはいけないあの日から

今日で4年

阪神・淡路大震災から今年で20年

阪神淡路大震災のときにうまれた満月の夕が東北で歌い継がれていると知りました。

この曲の持つパワーがそうさせているのだとおもいます。

築き上げてきたもの、愛するものをすべて一瞬で失ってしまった人々の心に

響きつづけている満月の夕

 

何が起こっても命で笑え そして乗り越えていこうと

負けない命 負けない心 への応援が今苦しんでいる人の心を解き放ったったことと思います。

 

厳しい冬でも必ず幸せな春になることを

祈っています。

 

 

満月の夕 作詞 中川敬・山川洋 作曲 中川敬・山川洋

風が吹く港の方から

焼け跡を包むようにおどす風

悲しくて全てを笑う

乾く冬の夕

夕暮れが悲しみの街を包む

見渡すながめに言葉もなく

行くあてのない怒りだけが

胸をあつくする

飼い主をなくした柴が

同胞とじゃれながら車道を往く

解き放たれすべてを笑う

乾く満月の夕

声のない叫びは煙となり

風に吹かれ空へと舞い上がる

言葉にいったい何の意味がある

乾く冬の夕

ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る

ヤサホーヤ たき火を囲む 吐く息の白さが踊る

解き放て 命で笑え 満月の夕

絶え間なくつき動かされて

誰もが時代に走らされた

すべてを失くした人は

どこへ行けばいいのだろう

それでも人はまた 汗を流し

何度でも出会いと別れを繰り返し

過ぎた日々の痛みを胸に

いつか見た夢を目指すだろう

ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る

ヤサホーヤ たき火を囲む 吐く息の白さが踊る

解き放て 命で笑え 満月の夕

星が降る 満月が笑う

焼けあとを包むように おどす風

解き放たれ すべてを笑う

乾く満月の夕

ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る

ヤサホーヤ たき火を囲む 吐く息の白さが踊る

解き放て 命で笑え 満月の夕

東日本大震災 アン・サリーのカバーバージョン